CGIボードの問題点
当初、CGIボードのスキン作りには苦労しました。
最初、計画していたのは1つのファイルでスキンを作成することでした。
ところが、いろいろな問題や弊害が出てしまい、どうしても1つのファイルでは難しいという結論に達しました。
そこでやむなく、1画面のデザインを各パーツに分解して記述していました。
その方法は、
1.全体のデザインを作成する。
2.スキンに合わせた微調整を行う
3.その画面を各パーツに分解してそれぞれのファイルとして保存する
という方法でした。
3.のカッティング(分解)に関しては、テキストエディタなどを使い切り取っていくだけですから、そんなに難しい作業ではありませんでした。
難点は、ファイル数が増えること、元となる全体画面も置いておかないといけないことぐらいでした。
そして、この方式はape skinと同じ方式だったのです。
ところが、作業を繰り返していくうち、この方法すらも面倒くさくなってきたのです。
デザインを変えたい、ちょっと修正したいと思ったら、元画面を訂正し、各パーツに分解保存し、テストをする。
うまくいかなかったら、また、元画面を直して、分解保存をしテスト..
デザインや機能を追加しないのなら問題はなかったのですが、新しい機能を追加したり、デザインを変えたいと思ったら、この作業がわずらわしくなってきたのです。
おまけに、パーツの一部分を訂正するときはエディタで行ってたのですが、どういうデザインになっているかがテストラン(実行)してみないとわからないですし、元となる全体画面も同じように修正しないといけないという余分な作業も増えてきたからです。
これは、「不便だし効率が悪い」となり、新しく考えたのが各パーツもすべて完全なHTML形式にし、HP作成ソフトなどで直接訂正できるようにしたことです。
これなら、デザインを見ながら訂正もできます。
当然、<head>句などは結合したとき重複してしまいますので、この部分はCGIを改造して、一回しか表示されないようにしたり、一部の改造を行いました。
これはこれで、ひとつの方法だったのですが、結局、
「1つの画面をパーツに分解して使用しないといけないところにこのスキンの問題点がある。」
という結論に達したのです。
そこで、泣く泣くせっかく作ったCGIボードも数ヶ月で、新しいスキンボードへと変わっていく運命をたどることになってしまうのです。