スキンボードの環境設定
フリー版スキンボードの環境設定について説明いたします。
環境設定はスキンボードの環境変数を変更することを言います。
なお、説明内の「ディレクトリ」と「フォルダ」という言葉は同じ意味です。
フリー版スキンボードVer1.25以降の場合
フリー版スキンボードの環境変数は、ファイル名「sknbrdf.cgi」の中の最後にあります。
「sknbrdf.cgi」をメモ帳あるいはテキストエディタで開くと上から307行目以降に次のような記述があります。
この記述は、Ver1.25以降の記述です。
それ以前のバージョンの方は一部のコメントなどが違います。
$topadr = “/”; #トップページなど戻り先 # $bbsdir = “./_logs”; #掲示板ログ用ディレクトリ $adname = “master”; #管理者名 $inpchk = “subj,comment,name”; #チェック対象の入力項目 |
これらがスキンボードの環境変数です。
一つ一つ説明していきます。
スキンボードの環境変数
変数名 | 初期値 | 説 明 |
---|---|---|
$topadr | “/” | 【トップページなど戻り先】 トップページなどの戻り先を指定します。 スキンで「#topadr#」を使用しない場合は指定する必要がありません。 どのスキンを使用しても共通に使用できるための変数です。 |
$cginam | “sknbrdf.cgi” | 【呼び出し元cgi名】 スキンボード本体のCGI名です。 |
$sknnam | “./sknbrdf.html” | 【スキンのファイル名】 スキンボードが使用するスキンのファイル名です。 リンクと同様の指定方法です。 |
$sbment | “./sbment.html” | 【管理者画面のスキン】 管理者画面のスキン名を指定します。 リンクと同様の指定方法です。 |
$bbsdir | “./_logs” | 【掲示板ログ用ディレクトリ】 掲示板のカウンタやログメッセージが保存されるフォルダ名です。 |
$bbscnt | “sknbrd.cnt” | 【BBSカウンタ(投稿記事No)のファイル名】 掲示板の投稿記事Noを管理するファイル名です。 $bbsdirのフォルダ内に存在するファイル名です。 |
$bbslog | “sknbrd.log” | 【投稿メッセージのファイル名】 掲示板の投稿メッセージを保存するファイル名です。 $bbsdirのフォルダ内に存在するファイル名です。 |
$oldlog | “sknbrd” | 【過去ログのファイル名】 掲示板の過去ログを保存するファイル名です。 拡張子を除いて指定します。 |
$oldext | “005,004,003,002,001” | 【過去ログファイルの拡張子】 掲示板の過去ログを保存するファイルの拡張子名です。 初期値では5つのファイルを指定しています。 |
$date_type | “0” | 【ログ記録の日付タイプ】 掲示板の投稿メッセージの時刻記録のタイプを指定します。
0→2001/08/31 (Fri) 16:40:08 |
$dsptyp | “11” | 【入力フォームやスレッドの表示タイプ】 入力フォームの有無、スレッドの表示順などをコントロールします。 このパラメータを使用すると日記や連絡メッセージ、更新履歴などが作成できるようになります。
11=入力フォームが上に常に表示されるタイプ |
$adname | “master” | 【管理者名】 フリー版スキンボードでは未使用です。 |
$admpwd | “1234” | 【管理者パスワード】 管理権限を持ったパスワードです。 このキーを使用しますと、無条件に記事を削除したり、管理画面に入る事ができます。 何桁のキーでも指定できます。 |
$pwseed | “aa” | 【入力キーの暗号化】 このキーを指定しますと投稿者の入力訂正キー(パスワード)を暗号化してログメッセージに記録します。 万一、ログメッセージが見られても投稿者の入力訂正キーが知れる事がありません。 このキーを指定しない場合は、入力訂正キーは裸のままログメッセージに記録されます。 |
$msgmax | “10” | 【最新ログの最大スレッド数】 最新ログに保存される投稿メッセージの最大スレッド数です。 この数字を大きくしますと最新ログに保存されるメッセージ数(スレッド数)を増やす事ができます。 ただし、あまり大きい数字を指定しますと、サーバーによってはタイムアウトですべてのメッセージを表示する前に記事が切れてしまうことがあります。 この数字が大きすぎて、CGIサーバーのタイムアウトでメッセージが切れてしまうときは、後述の「$dmsgmax」を指定することにより回避できます。 ここの指定は、大きくても20~40(スレッド)ぐらいまでにしましょう。 投稿記事にレスできるのは、ここで指定した、最新ログの投稿記事のみです。 |
$dmsgmax | “” |
【1頁に表示できるスレッド数】 Ver1.10以降のみ |
$omsgmax | “10” | 【過去ログの最大スレッド数】 過去ログ1ファイルに保存される投稿メッセージの最大スレッド数です。 この数字を大きくしますと過去ログをたくさん残す事ができます。 この数字が大きすぎて、CGIサーバーのタイムアウトでメッセージが切れてしまうときは、前述の「$dmsgmax」を指定することにより回避できます。 ここの指定は、大きくても20~40(スレッド)ぐらいまでにしましょう。 20スレッドでも全部で5つの過去ログファイルがありますから、20スレッド×5ファイルで100スレッドの過去ログを保存する事ができます。 過去ログに保存された投稿記事にはレスできません。 |
$olfmax | “5” | 【過去ログの最大ファイル数】 過去ログをいくつ保存するかのファイル数です。 この数字は、【過去ログファイルの拡張子】と同じ数字を指定します。 |
$inpchk | “subj,comment,name” | 【チェック対象の入力項目】 項目が入力されていないときにエラーメッセージを表示する入力フォームの項目名を指定します。 ただし、指定できるのは「subj,comment,name,email,url,banner」の6種類です。 2つ以上ある場合は「,」で区切って記述します。 この項目を指定しなければ、何もチェックしません。 |
$allowkey | “” | 【投稿許可キー】 通常は指定しません。 このキーを指定しますと、該当するキーで入力しないと投稿メッセージが記録されません。 指定した人しか投稿させたくないときに使用します。 2つ以上ある場合は「,」で区切って記述します。 |
$denyname | “” | 【投稿拒否者名】 通常は指定しません。 ここに記述した名前と一致する人は投稿メッセージが記録できなくなります。 2つ以上ある場合は「,」で区切って記述します。 |
$denyword | “sex,SEX,sex,SEX,アダルト,出会い系” | 【投稿禁止語句】 ここに記述した文字と一致する文字が存在するコメントは投稿ができません。 2つ以上ある場合は「,」で区切って記述します。 |