カラーコードについて
「16進数について」の処でも話しましたが、色コードは一般的に #付きの6桁表記 が多く使われますよね。
これは 1600万色 以上の色を表現でき、写真には欠かせないと思います。
しかし、ページデザインの時にこんなに細かい色コードは人間の眼では識別できません。
そこで解り易い、ある程度決められた色コードがよく使われます。
ページデザインやCSSなどで、よく使用される色コードは 「216色」や 「4096色」 が多いですね。
【参考ページ】
・WEBセーフカラー216色
WEBセーフカラー216色-WEBカラーリファレンス
・色名147色コード表・セーフカラー216色コード表
カラーコード表
・4096色カラーチャート
便利 16進数の4096色カラーチャート
色コードの覚え方
この中でも、サンプルなどでよく使われる原色の色コードぐらいは、 コード表を見なくても覚えておきたいものです。
その覚え方のポイントについて話しますが、これを知っておくと、欲しい色を自分で作成出来たりします。
よく使われる16進数コード
色コードは、基本 #rrggbb の様に左から、2桁ずつ赤緑青の順で指定しますよね。
そこで覚えておきたいのが、 「216色」 で登場する 「00
」、「33
」、「66
」、「99
」、「CC
」、「FF
」 です。
この2桁は3の倍数なんですね♪
それを組み合せて 「216色」 ができてるのです。
光の三原色、基本8原色について
まず、「赤」の場合、 「rrggbb
」 の 「rr
」 の部分に、一番大きい数字 「FF
」 を使い、それ以外の色は必要ないから 「00
」 にする。
即ち、色コードは「#FF0000
」となります。
「緑」と「青」は同様に、それぞれ「#00FF00
」と「#0000FF
」となります。
また、すべての光を発しない「黒」は「#000000
」ですし、すべての色を発色する、一番明るい「#FFFFFF
」は「白」です。
次は、混色です。
「赤紫」(色名では fuchsia
とか magenta
と言う)は、「赤」と「青」を混ぜればいいので、色コードは「#FF00FF
」、「水色」(色名では cyan
とか aqua
と言う)は「#00FFFF
」。
では「赤」と「緑」を混ぜた「#FFFF00
」は何になるかと言うと 「黄色」 です。
ここまでが色コードの基本8原色です。
様々な色コードについて
次に覚えやすいのが「灰色」。
これはどの色にも染まってないという事から、それぞれの2桁を同じ数字にすれば、自動的に「灰色」になります。
例えば、「#666666
」や「#CCCCCC
」や「#A5A5A5
」などはすべて「灰色」です。
数字が「0
」に近付けば暗い「灰色」、「F
」に近付けば明るい「灰色」です。
変わった処では「橙」(orange
)。
これは覚えにくかったのですが、法則を見つけました。
橙は、左から順に数字を少なくしていけばできるという事が解りました。
ですから、「#FFCC99
」とか「#FF9966
」とかが「橙」になります。
また、それぞれの色の度合いが近くて、「F
」に近付けばパステル調になりますし、色の度合いが離れれば離れる程きつい色になり、近くなればなるほど暈けた色になります。最近では6桁表記だけではなく、Bootstrapなどで使用されてる、「#rgb」形式の3桁表記もよく見られるようになりました。
補色について
「補色」 とは 「反対色」 とも言われ、最も目立つ色になります。
簡単な処では、青色「#0000FF
」の「補色」は黄色「#FFFF00
」 です。
原色の場合は、 「00
」 を 「FF
」 に、 「FF
」 を 「00
」 に変換すると作成できます。
それ以外は、それぞれの色コードを次の様に変換すると作成できます。
「33
」→「CC
」
「66
」→「99
」
「99
」→「66
」
「CC
」→「33
」
【参考サイト】
[ HUE / 360 ] The Color Scheme Application
同系色について
例えば、 「茶色」は「#CC0000
」「#990000
」「#660000
」 など、赤の発色を抑える事で作成できます。
これに対する同系色は、 赤以外の部分に色を混ぜる 事で作成できます。
例えば、 「#CC6666
」「#996666
」「#996600
」 などですね。
このような仕組みを覚えておくと、ある程度のセーフカラーならコード表を見なくてもご自分で指定する事が出来るようになります。
色コード表は便利なのですが、色があり過ぎて、結局どれが自分の求めてる色なのか逆にわからなくなったりする事がありますね。